階段のハンドレール

2月26日にご指摘を受けて、階段にハンドレールを取り付けました。

新築当時を思い出しました。
造船所で木造船の時代もあり、木材は伊勢から仕入れていました。
その関係で家の材料はすべて目の詰まった堅い伊勢の檜を使いました。
当時は三寸五分が普通であった柱はすべて4寸、
梁もクレーンが島に無かった時代に大工さんがどうやって上げるんだ
というくらい大きなもので、今ながめると、よくぞここまで強固に造ってくれたと
親父に感謝せずにはいられません。

体裁のよいステンレスのハンドレールも考えましたが
やはり建物との調和を考えて木製のハンドレールにしました。
デザインで言えば角形の大きめなハンドレールが理想ですが
握力の弱いお子様や年配のお客様の使い勝手を考えノーマルな丸にしました。
見た目を心配しましたが取り付けてみれば杞憂で違和感はありません。
正直、長年迷っていいました、しかしお客さまの声でふんぎりがつきました。

宿はお客さまが育ててくれる・・・親父の言葉を思い出します。

2011年 4月 03日 | Others



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