送り火
島の送り火はお盆の15日、今夜でした。
読経の中で近しい人や震災で亡くなった多くの人に手を合わせました。
今日は家の前のウミガメの孵化もあり、多くの足跡が海に消えていましたが
力尽きて帰れなかった子もいました。
生と死、生きとし生けるものが逃れられない宿命ながら
不幸にして海に帰る事無く息絶えた子ガメを海に返しました。
確認された二度の産卵場所は台風に備え一度取り出され、台風が過ぎた後
慎重に埋め戻されましたが、島民も気が付かなかった今回の産卵場所は台風の波で何度も洗われ
砂が堅く締まっていたのに、よくぞ多くが孵化出来たものだと、あらためて命の強さを感じさせられました。
送り火の炎に、今は送る側の自分が生きているのではなく
生かされていると感じたのは自分だけでしょうか。
2011年 8月 15日 | People