Archive for 8月, 2012
昨年は三頭の産卵がありました。
八王子社前とギフヤ旅館さん前で二度の産卵は
島の子供たちや
お客さまが見守る中での産卵でした。
南風前での産卵は誰も気が付きませんでした。
早朝から砂浜を元気に走り回る4〜5センチの子ガメたち
によって島民の知るところとなりました。
途中に大きな台風があり、荒波に一晩中洗われた場所からの誕生でした。
台風に洗われた砂浜は固く締まっています。
子ガメの足跡をたどり、やっとたどりついた場所を慎重に掘ると
やはり数匹の子ガメが力つきたか
すでに星になっていました。
台風の荒波を考えればほとんどの子ガメが孵化出来たのは奇跡的な事でした。
今年から「篠島ウミガメ隊」が発足しました。
ウミガメの産卵に適した渚を守るために
クリーンアップ作戦を展開中です。
隊員は篠島小学校の児童で渚の清掃活動をしています。
夏休み中は来島されたお客さまもボランティアとして早朝の作戦に参加していただけました。
参加いただけたお客さまとのふれあいは、島の子供たちにとっても、とても貴重な体験であったと思います。
本当にありがとうございました。
詳細はこちらです。
ウミガメ隊クリーンアップ大作戦は9月以降も月1回第2水曜日の登校時に続けられる予定です
今年はまだウミガメの産卵はありませんが、ウミガメの産卵に適した環境が保たれてきた自然の渚は島の宝です。
2012年 8月 29日 | People | 篠島ウミガメ隊 はコメントを受け付けていません
もう何冊目でしょうか
南風には落書きノートが置いてあります。
時に部屋であったり、ロビーであったりフロントで見つけたりと、神出鬼没です。
今日はスタッフ全員と女将は楽しみにしていた食事会で宿はお休みです。
一人残ってノートを眺めています。
いつまでもお幸せに。
20012年も世界が、篠島がありますように。
受験も頑張って下さいね。
北川さんです。
また来年も待っています。
太陽に吠えろで刑事役だった○○さんもよく訪れます。
でも、有名な方も一般のお客さまと同じように静かに接する事を心がけています。
ないしょでサインをいただく事もありますが(^-^)v
(バラバラに書き込まれているので今年以前の書き込みも入っています)
南風でノートをみつけたら、お書き込み下さい。
2012年 8月 28日 | People | 春夏秋冬 はコメントを受け付けていません
南風が崎の矢穴石
慶長年間、徳川家康が多くの大名に名古屋城築城命じました。
総奉行を務めた加藤清正が石垣の石を切り出したのが、ここ篠島です。
特に有名なものは、南風が崎(まぜがさき)に鎮座する「加藤清正の枕石」と言われる巨石です。
今も石を切り出した鑿跡が400年以上の風波に耐えて島のいたるところに点在しています。
石を船に積むのに困難な島の内陸部にも切り跡がみられることから
当時、島の形が変わるほど膨大な量の石が名古屋へ運ばれたと考えられています。
今回、その切り出し途中の石が名古屋城に運ばれ、展示される事になりました。
数ヶ月は特別展示され、その後は能楽堂前の加藤清正像わきが展示場所となります。
切り出し途中で放置されたその石は、南風が崎と小山の間で
永く波に洗われて来た約9トンの花崗岩です。
第一候補として松島の石が候補に挙がりましたが推定30トン以上で
近辺の水深も浅くクレーン船が接岸困難で今回の9トンの花崗岩に決まりました。
当時の加工、運搬技術の高さが想像されます。
今月中にクレーン船で引き上げ、篠島フェリー乗り場から
9月18日に名古屋へ出発します。
当日は名古屋から武将隊・・・もちろん加藤清正が訪れ
地元の子供たちの舞いや餅まきなどが行われ、道中の無事を祈願する
神事の後、名古屋へ出発します。
イベントはお昼の12時半からで、14時45分のフェリーで名古屋へ出発するまで
楽しい催し物が続きます。
五世紀ぶりに篠島の石が名古屋城へ運ばれ、加藤清正像近くで永久保存されます。
篠島漁協や篠島まちづくり委員会、観光協会、南知多町あげてのイベントとなります。
多くの人に参加して楽しんでもらいたいと思います。
2012年 8月 24日 | People | 矢穴石(やあないし) はコメントを受け付けていません