おんべ鯛奉納祭
10月12日は篠島の秋のメインイベント、おんべ鯛奉納祭です。
1192年の皇大神宮年中行事に記された記録が一番古い記述ですが
1200年前から毎年、伊勢神宮へ篠島の鯛が献上され続けて来たと言われています。
鯛の水揚げが本格的になると、伊勢神宮へ献上するおんべ鯛調製作業が始まります。
調製には、神宮より支給された包丁が使われ、柄には、「神宮司廰」の焼き印が入っています。
研ぎを頼まれました。
大鯛もさばくので大きめの刃こぼれもあり、ちょっと苦労しました。
もう少し早めに研いだ方が包丁は、長持ちします。
切れる道具はまずケガをしません、切れない道具で無理をするのが一番危険です。
切り刃が鋭すぎるので表を二段刃気味に大きな糸引きを入れ、裏も小さな糸引きにしました。
切れを少しだけ抑えてでも、丈夫な刃付けをイメージしました。
さらに握ってみて気になったアゴ部分をケガ防止のために1ミリくらいカットしました。
次はもっと早めの研ぎがいいですね。
2012年 9月 23日 | Gallery & photo and Others