Ecology
裏山に三本のスダチを植えてから4年目です。
今年は初めての豊作です。
一昨年も昨年も20個くらいであったと思います。
収穫したのは一本の半分ほどで、部屋での陰干しに畳一畳を占拠されました。
猛暑に堪え、台風にも負けなかった実です。
いくつか搾って蜂蜜を加え作ったジュースはめちゃ旨です。
ちょっと意識して収穫を遅らせたので、たぶん酸味は優しいでしょう。
ふぐコースはもちろん、他の料理にも積極的に使います。
自家製堆肥の施肥だけで下草刈や剪定もいい加減でしたが
今年はもっと詳しく勉強し、丁寧に育てようと思います。
2013年 10月 04日 | Ecology | 収穫 はコメントを受け付けていません
10時ころ、なにげに見上げた夜空に何時もより多くの星が見えるのに気が付きました。
テラスですぐ使えるように置いてある20倍の古い双眼鏡でのぞくと
見慣れた天体も初めて見るような姿を見せてくれました。
10分後くらいでしょうか、目が慣れてくると裸眼で昴を5個まで
数える事ができました。
自分は視力が左0.05、右0.6で、新月でも昴はもやっと見えるだけです。
しかし今日は裸眼で初めて星に分離でき、双眼鏡では20以上を数えました。
まだ月は低くしょぼい双眼鏡でも天頂付近のアンドロメダが初めての明るさで見えました。
天体望遠鏡を出すまでもなく時間も寒さも忘れ12時まで
小さな双眼鏡で夜空を眺めて飽きませんでした。
降雨も少なく、海に囲まれているため夜の温度低下が内陸部より小さい篠島は
隠れ天体観測スポットかもしれません。
天体望遠鏡を備えてから試験的に何度かお客さまにも見ていただきました。
「お〜」とか「すごい〜」とか予想以上に好評です。
80ミリの屈折で天頂付近を見るのはかなり窮屈ですが
明日、250ミリの反射望遠鏡が届きます。
さらに深い空をお楽しみいただけると確信しています。
新着の250ミリ反射望遠鏡(ドブソニアン)は目盛環を付け
iPad、iPhoneの星座アプリを使っての導入に挑戦したいと思っています。
メカ頼みの自動導入という手もありますが、☆を観る楽しさが半減するような気がします。
架台の水平出し機構や鏡筒へのデジタル分度器の取り付けを予定しています。
250ミリはまだデビューまで少し時間がかかります。
お客さまと天体探しに挑戦し、篠島の夜空が旅の思い出に加われば、と企んでいます。
2012年 12月 05日 | Ecology and Others | ☆を見る はコメントを受け付けていません
猛暑、残暑と言われながらも篠島の朝夕は秋らしい心地よさを感じます。
慌ただしかった夏も終わりようやく時間も余裕ができ
気持ちもゆったりしてきました。
おんべ鯛祭りなど、秋のイベントが始まるまでのひとときのティータイムです。
この時期はまだ午後から安定した南風が吹きます。
心地よい篠島を演出する風なのですが、ちょっと迷惑なお土産もあります。
ほとんどがアジモという海草です。
魚の産卵場所となる大切な海草ですが、荒れた日に海底から離れ
漂って渚に漂着します。
自分も含め島民にはさほど気にならず渚のアクセント程度に見えますが
やはりお客さまからはゴミにしか見えないでしょう。
天気図で「今夜は北西の風が吹きそうだ」と考えたので
明るいうちにペットボトルやスチロールの破片など人工のゴミだけ
さっさと拾い集めておきました。
そして先ほどアジモなど海草類を小潮でも波が来る海際までおろしておきました。
涼しい時間帯なのでほんの30分程度の鼻歌仕事です。
予想が当たれば明日は、渚からき海草がれいさっぱり消えているでしょう。
今年は数回やってみました、確率は半々くらいです。
明朝の渚が楽しみです。
2012年 9月 11日 | Ecology and Others | 渚の海草 はコメントを受け付けていません
17日は大物は無くクロダイ、真鯛、スズキ、カワハギ、マナジと節操のない釣りでした。
今日(19日)は4.1キロの真鯛がありました。
小さなアタリに合わせた瞬間に7ヒロで持っていた道糸が25ヒロまで吹っ飛んで
道糸が乗っていた左手人差し指を糸でぱっくり切られました。
鯛は3〜4キロサイズが一番元気があります。
6キロを越えるとパワーはありますがスピードより重量感となります。
難しさはどちらも同じで、釣り上げるまで一つでもミスをすれば逃げられます。
取り込み中の雑念は禁物ですね、「これを上げれば今日は大漁」とか
道糸からガリガリと音がすると、「針を噛まれて折れないか」不安になったりと
余計な事が頭に浮かぶとヘマをやらかします。
無心で船縁まで寄せて「気が付いたらタモに入っていた」が理想です。
なんとか欲や雑念を無くしたいと思うあまり、欲を捨てようという欲が出る。
まだまだ修行が足りません。
ほとんどカラになっていた水槽がまたにぎやかになりました。
秋に釣れる魚はどれも旬ですが味に関しては今年のハマチは当りです。
脂の乗りが良く、皮を引くと完璧に銀が残ります。
見た目も味も篠島の今年のハマチは最高です。
今日は4.1キロが一番の大物で、黒鯛、スズキ、ハマチ、マゴチ、メバル、銀フグ
モフグ、カワハギ、マナジなど40くらいありました。
潮はぬるいので一日中ふかせ釣りで撒き餌は海面からでした。
ふかせ釣りは、魚との距離を一番短く感じます。
2011年 10月 19日 | Ecology and fish on ! and Others | 南風丸 篠島沖 10月17と19日釣果 はコメントを受け付けていません
昼飯前でした。
テラスのテーブル3台を作りました。
今まではプラスチック製の軽いテーブルでした。
色あせもあり、パラソルも付くので軽くて海風が強い日は不安定でした。
なにより、食べたり飲んだりする時に肘を乗せたりすると何か感じが悪く、
ネットや大陸のお店で機会があるごとに良いテーブルはないかと探していました。
しかしどれも帯になんとか襷になんとかで、気に入る物が無く自作しました。
2×4の材料が土曜に来たので、仕事が終わってから折り込みチラシの裏に簡単なスケッチを描き
今日の朝から造船所で作り始めました。
すべて曲線の船と異なり、直線だけなので設計図不要の鼻歌仕事です。
制作に5時間、現場で調整が1時間、昼飯抜きで6時間、一台当たり2時間で完成しました。
材料費は¥28000也、少し陽に当て色を付けてからステインを塗ろうと思います。
テラスで軽いランチや飲み物などがお楽しみいただけないか、色々考えています。
2011年 7月 04日 | Ecology and Gallery & photo | 朝飯前ではありませんが はコメントを受け付けていません
山里文化研究所さんより『篠島 海こそすべて 15編の聞き書き』が出版されました。
一気に読んでしまいました。
少し前までは日本中どこにもあったであろう人と人との絆や自然への敬愛が
まだ篠島には色濃く残っていると再確認しました。
篠島をテーマにした書き物は少なくありませんが専門的な狭いテーマであったり
一部の人には貴重な資料でも一般の人には少し距離があると感じていました。
「篠島 海こそすべて 15編の聞き書き」は、島の人たちの声で海や漁、
島の暮らしが語られており、変らなければいけないこと、変ってはいけないことを
改めて教えさせられました。
筆者の自然や失われつつある人の絆への思いがこの本を世に出したと思います。
山里文化研究所の皆様に感謝。
また快くリンクを了解いただいた山里ひぐらしの小径さま
たなか野菜畑 えびカニ日記さま、ありがとうございます。
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2009年 12月 17日 | Ecology and People | 『篠島 海こそすべて 15編の聞き書き』 はコメントを受け付けていません
島の先輩からウミガメに関して篠島の古い言い伝えを聞きました。
先輩が子供の頃、たくさんの赤ちゃんウミガメが砂浜から海に向かうのを見ていたら
長老に叱られたそうです。
「沖から親ガメが子供を数えていて、数が足りないと近くにいる人間のせいにし
その人を海に連れて行ってしまう、だから見ていてはいけない」
人が手を加えてはいけない自然の営みがあるという事でしょうか。
海に帰っていった多くの赤ちゃんのうち成体まで生き残れるのは1〜2匹です。
その難関をくぐりぬけて大きくなったウミガメがクラゲと間違えてビニール袋を食べ
死んでしまう例があります。
人も自然の一部です。
自然を守ると言う事は決して限られた人の仕事ではないと思います。
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2009年 9月 10日 | Ecology and People | 篠島の言い伝え はコメントを受け付けていません