よく行くお店です

食事処  利根さん家(ち)

なんといい加減なネーミングでしょうか(笑)
でも入れば、きっと「なるほど」と腑に落ちるでしょう。
昔からの島気質が濃く残っているというか、自分の家にいるような
安心感につつまれます。
この空気は、最近流行の意図して演出されるアットホーム感ではなく
オーナー夫妻の人柄なのでしょう。

余談ながら一歩入ると全店員が「いらっしゃい〜」と大声をあげる店があります。
アレは一体なんなんでしょう?
俺はゆっくりメシが食いたいんだ的拒絶反応が出てきます。
そんな店に入ると回れ右して出たくなる自分はへそ曲がりなのでしょうか。

余談はさておき

入り口は気をつけて探さないと通り過ぎてしまいます。
最近のれんがついたので、メシ屋さんらしくなりました。

20人くらいで満席になりますが、上には個室もあります。
平日は島の人たちで賑わっています。
外からのお客さまが多くなる週末はなぜか島の常連は少なくなります。
この店にしてこの客ありですね。
自分も知らない土地へ行くと、地元の人がたくさん利用していそうなお店に入ります。
もちろんその土地の食材に出会いたいという思いもありますが
なにより、安心して入れます。
地元の人が支持するメシ屋・・・もうおわかりでしょう。
こういったお店は、まずネットでは探せません。

オーナーは一本釣り漁師で奥さんの家はシラス漁師です。
その日、どんな魚が食えるかは漁しだい。
それもこの店に入る楽しみの一つだったりします。

味も、お値段も、よい意味で「篠島的アットホーム」なメシ屋さんです。

機会があったら、ぜひ一度お試しあれ。

2012年 1月 05日 | Shop & Travel | よく行くお店です はコメントを受け付けていません

初詣

あたらしい年と言うより、新しい時代と言う方がより輪郭がはっきりする気がします。

震災に見舞われたかの地のその後を報道で見るにつけ
人の肉体の脆さと心の強さあらてめて考えています。
目立たずとも農業や漁業を通じて一隅を照らして来た人たちが
一日も早く元の生活に戻れるように祈らずにはいられません。
また自分たちも恩恵を受けていた原発の事故で国土の数パーセントが失われたことは
これからの生き方すら考え直す必要を感じています。

このような時こそシステムより信用、
物より心が最も大切な時代であると考えています。

それで消える宿なら後悔なし。

・・・と、つぶやきつつ歩いた初詣でした。

2012年 1月 01日 | 未分類 | 初詣 はコメントを受け付けていません

釣りについてあれこれ

単純に釣果だけに的を絞って考えています。

釣れた時のポイントや潮、風の状況、水温などを記憶するのは当然としても
誤解を恐れず言えば「釣れている時は何をやっても釣れるんです」
調子の悪いロッドであろうが、工夫の無い仕掛であろうが、エサの掛け方が悪かろうが釣れます。
でも、釣りにおいて爆釣は、過去の成功事例として、あまり役に立ちません。
だったら爆釣は何も意味がないのか、という話になりますが。
あわせのタイミングを身体で覚える絶好のトレーニングです。
長い釣り歴の中で星の数ほどあった悔しい出来事を忘れ、癒されるオアシス、
何度も強風や暑さ寒さを絶えて来た自分へのご褒美です。
存分にどん欲にその一瞬一瞬を楽しみましょう。
そして何より酔った時の自慢話のネタになります。

では失敗事例はどうか?

釣りでは成功の原因を見つけるより失敗を明らかにすることの方が容易です。
潮や天候の読み違え、仕掛での失敗、エサの選択の失敗、体調・・なんらかの原因で
釣りに集中出来ない、などなど、原因は★の数ほどあります。
一つの決定的な失敗の場合があれば、幾つかの要因が重なった場合もあります。
だから失敗事例を冷静に見極め一つずつ排除してゆく。
それしか無いんじゃなかろうかと思います。

完璧な釣りを100と表現するならば人は経験の蓄積やデータで
どのあたりまで到達できるか?

自分では40~50と思っています。

100の釣果があった日はそのうちの50~60は実力ではなく「運」と思った方がいい。
そうすれば、なんとか夕飯を賑わすだけの釣果でも満足できるというものです。

感謝の気持ちで一日を終えれば満ち足りた気持ちで彼方に沈む夕日を見られます。

オチの無い記事になりました。

2011年 12月 09日 | fish on ! and People | 釣りについてあれこれ はコメントを受け付けていません

メルマガ発行の意味

メルマガ・・・なんとうっとしい響きでしょうか(笑)
でも最近、南風に必要なことだと考えています。

なぜメルマガか?
南風メルマガ発行の意味について述べさせて下さい。

南風は不景気と言われ久しいこの時代でもおかげさまで
多くのお客さまに恵まれ充実した日々を送らせていただいています。

毎年同じ季節にお越しいただいているお客さま、一年に何度かご利用いただいているお客さま
・・・ご家族と一緒であったりとかお友達とのご利用です。

でも時に「あのお客様はたしか以前もご利用いただいたよね」という会話があったりします。
これは本当に申し訳ないことです。
口数も少なく目立たないご家族やグループだったりします。
このようなお客さまこそ南風が最も大切にしてきたお客さまです。
どのお客さまも大切です、でも二度三度と訪れていただけるお客さまは二重に大切です。
なぜならそのお客さまは南風のすべてをご理解してお越しいただいているお客さまだからです
そのようなお客さまには、たとえわずかでも+アルファのサービスを感じていただけたらと思います。

南風が広告を最小限に抑え、旅行会社への出稿もしないのは
お客さまのご予算をけっして無駄にしたくないからです。
時代が変わっても南風の変わらぬ姿勢です。

南風はネットで偶然サイトを見つけていただいたお客さま、知人からのご紹介のお客さま
そして島内からのご紹介のお客さまに支えられてきました。

親父は口癖のように「縁」と言っていました。
この「縁」で南風は成り立っています。

この「縁」をもっと大切にして確実にお客さまへのサービスに反映さるため
メルマガの発行を始めました。
いや、「始めます」ですね。

メルマガではHPには掲載出来ない事などもお知らせします。
登録をしていただいたお客さまは、この時点ですでにリピーターさまと同じと考えます。

しかしながら

システムは整えましたがメルマガ第一号の作成に七転八倒しております。
メルマガ会員さまが一人増えるごとに南風が篠島に在る理由、
宿を営む正当性を重く考えてしまいます。

11月中旬発行予定であった初回号が遅れていますが今しばらくお待ち下さい。

2011年 11月 23日 | Others | メルマガ発行の意味 はコメントを受け付けていません

区別がつきません

日本丸か海王丸か、どちらでしょうか?

ゆったり機走で宿の前を伊勢湾から三河湾に入って行きました。

2011年 11月 09日 | Gallery & photo | 区別がつきません はコメントを受け付けていません

篠島 釣り

三日ぶりに海に出ました。
下げ潮に合わせて9時出港するものの、全くアタリがありませんでした。
11時頃にハマチが多いと情報があった魚礁近くに錨を入れました。
えさ取りが多いのでかなりの速い潮にかかわらずエサは海面からまき
ふかせ釣りでぽちぽちためました。
タモですくっていると遅いのでごぼう抜きです。
強引な抜きでハリス5号を2度切ったので途中から6号に変えました。
強風のためアタリが取りにくく、糸ふけを見ながら掛けたハマチも多かったです。
ハマチのアタリは引きに似合わず「ボソボソ」と小さいです。
しかし鯛や黒鯛に比べればヒット率は格段に高くなります。
2時半の潮ぬるみまで20匹以上あったでしょうか。
まだ下げ潮が残りハマチも釣れていましたが
大鯛を狙って満ち潮ポイントへ引っ越ししました。
しかし1時間以上も下げ潮のままで、もう少しハマチを続けた方が良かったです。
ようやく下げ潮がぬるんだのは予定を1時間も遅れた3時半くらいでした。
相変わらずの強風に船が振られるので、感覚では8ヒロで持っていたい仕掛を
12ヒロまで伸ばした時に「やつ」は来ました。
小さなアタリに大きく合わせると確かな手応えがあり2〜3ヒロほど手繰った時に暴れ出しました。
何度かやり取りの後に澄んだ海中から見えたのは久々の大物でした。
釣り針は深く掛かっており無理して外そうとすれば弱ってしうので口元でハリスを切りました。
魚倉に入れると大きさは際立っています。
その後しばらくは黒鯛や小型の鯛が釣れ、ようやく底潮が満ちて来た時に
全く同じような食い方で大鯛がきました。
最初の強い引きをあしらってこちらに寄せかかった時に痛恨のバラしです。
直前に上げた大物と同じくらいの重量感でした。
その後はアタリも無くなり4時半頃に錨を揚げました。
まわりを見回すと何処にも船は見えず、南風丸が最後まで粘ったようでした。

夕食のメインはハマチの刺身でした。
今年のハマチは脂がのり美味いです。

2011年 10月 31日 | fish on ! | 篠島 釣り はコメントを受け付けていません

南風丸 篠島釣果 カメラマン(山氏)同行

昨日とはうって変わり潮もおとなしく、アオリ攻撃も少なめでした。
前日から約束してあった山さんを乗せて、いざ海へ。

最初のポイントは下げ潮がぬるめばと1時間ほどねばりましたが
魚っ気が感じられず、大物は無いもののちっこいセイゴや小鯛が多い
浅いポイントに引っ越しました。
期待に違わずしばらくはセイゴが入れ食いで30くらい釣りました。
3ヒロから8ヒロくらいの目の前で釣れるので
山カメラマンのふかせ釣りの慣熟にはもってこいでした。

下げ潮もぬるみ、まだ満ち潮まで1時間くらいあるものの
昨日ボウズをくらったポイントに錨をいれました。
ここでも潮はおとなしく、もう下潮は満ち潮方向への流れでした。
期待していた潮の来始め1時間に大物は無く、上がるのは塩焼きサイズの鯛ばかりでした。
2時頃ようやく良い型が(1.8キロ)釣れました。
その後は2.1キロを1匹釣り、一日の釣果としては山さんと合わせて
鯛の2キロクラスが2、黒鯛が9、セイゴ、スズキが34、カサゴ1、メバル4
ハマチ5、お造りには小さく、塩焼きには大きすぎる中途半端な鯛が14でした。

1.8キロの鯛がヒットした直後からカメラマン山さんに撮ってもらいました。
ハリをする(空気袋の圧力を抜いて調整する)作業も分かりやすく映っています。

出来れば5キロくらいの方が絵になったのですが、今日はかなりの大物を
2度バラしてしまいました。

苦労しつつもなんとか結果の出た一日でした。

2011年 10月 28日 | fish on ! | 南風丸 篠島釣果 カメラマン(山氏)同行 はコメントを受け付けていません