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篠島のこと 南風のこと
ご感想をお寄せいただいた皆さま、ありがとうございました。
日本全国で五つの宿の一つに選ばれたという事は身が引き締まる思いです。
宿はお客さまに育てていただくという一面もあります。
これからもお客さまへの感謝の気持ちをエネルギーに
皆さまから、さらに愛される宿となるように努力してまいります。
これまで以上に、ご指導をよろしくお願いします。
南風はやがて半世紀になります、篠島で最初の民宿でした。
開業当時は木造で客室は4部屋。風呂も小さく家族でのご利用では、強制スキンシップ状態でした。
7年目の増築で念願だった二つ目の風呂ができ部屋も10室に増えました。
消防法の改正により不燃材の使用が義務づけられ、安全のためと、
親父の自慢だった杉無垢一枚板の天井板を泣く泣く不燃合板に交換した事は今でも悔しい思い出です。
時代が移ってゆきました。でもお客さまはかわりません。
親父の代からのお客さまが孫の手を引いて「また来たよ」は、まさに宿屋冥利。
ほんとうにありがたい事です。
遅まきながらのHPも時代の流れでしょうか。
「HPなど・・」が、「どんなHPにしたら南風を伝えられるか?」に変わり、
迷い続けて数年。ようやく2007年の1月1日にHPを立ち上げました。
訪れるお客さまの旅を快適に、訪れていただいたお客さまには旅の想い出を、
そんなお手伝いが出来るHPになれば幸いです。
「篠島は自然だけは豊かでも、有名観光地のような目玉が無いから料理だけでお客さんに満足してもらえるようにせにゃあかん」
お客さまからお預かりした大切な休日を、いかにして快適な一夜にするか、
アットホームというのは、お客さまに対する甘えであってはいけないし、
民宿という宿の形態は旅館のようなおもてなしが不要ということでもありません。
可能な限り旅館の長所は取り入れ、「食は民宿」という長所をさらに生かし、
一人でも多くの人にお値打ちに海の幸と篠島を楽しんでいただきたいと思います。
女将と松平健さんと親父です、松健サンバが大ブレイクした頃に
お友達とご利用いただきました。たいへん気さくなお人柄でした。
テレビの取材はお断りしていますがプライベートの旅なら大歓迎です。